CGI スクリプトの利用

【 Namazu 】

【 Namazuの設定 】
ここからは、実際に設置する時に必要なNamazuの設定を行っていきます。
" C:\namazu\etc\namazu "フォルダに入っている「namazurc」を編集します。
「namazurc」をメモ帳で開きます。
下記該当行を自分の環境に合わせて書き換え、書き換え終了後「上書き保存」でメモ帳を閉じます。
Index D:\www\public_html\cgi-bin\namazu\saru
#インデックス作成のディレクトリを指定します。
#「mknmzコマンド」を実行しインデックス作成する時、ここにインデックス情報を
#作成します。
#上記指定では作成されたインデックスは「saru」ディレクトリの中に保存されます。
Replace /[Dd]\|/www/public_html/ http://saru_monkey.com/
#先頭のを削除します。
#ここでは、サーバー上にある検索を掛けたいディレクトリの指定と、その公開ディレクトリ
#を上記のような形式で指定します。
#この指定内容は、サーバーDドライブ上のwww/public_html/以下にあるディレクトリを
#検索対象として、公開ディレクトリURLはhttp://saru_monkey.com/とする、と指定して
#います。
#バーチャルドメインなどを使用している場合など、同様に下に幾つでも追加していく
#事が出来ます。
Lang ja_JP.SJIS
#言語指定です。
EmphasisTags "<strong class=\"keyword\">" "</strong>"
#先頭のを削除します。
#削除をすると検索後、タイトルを強調表示出来るようになります。

編集した「namazurc」をサーバーの「cgi-bin/namazu」へコピーします。
コピーした後、「.namazurc」リネームします。
Windows上からは「.(ドット) 」で始まるファイルは作成できませんので、サーバー上でリネームされる時は、まずDドライブにnamazurcファイルをコピーし、コマンドプロントを起動して
C:\>rename D:\namazurc .namazurc
とする事で、変更が可能です。
その後、「cgi-bin/namazu」へ移動してください。
うまく出来ない場合は、「cgi-bin/namazu」へ「namazurc」ファイル名のままコピーし、FTPクライアントからサーバーへ接続しファイル名を変更してください。
サーバーの " C:\namazu\libexec " 中にある「namazu.cgi.exe」も「.namazurc」と同じ場所にコピーします。
もし、拡張子が「.exe」になっているのが気になる場合は、「namazu.cgi」に変更しても作動には支障ありません。

【 インデックス作成作業 】
コマンドプロントを起動して、下記内容で入力しEnterキーを押します。
自分のディレクトリに合わせて入力してください。
mknmz -O D:\www\public_html\cgi-bin\namazu\saru D:\www\public_html
mknmz -O」・・・は、インデックス作成を指示
D:\www\public_html\cgi-bin\namazu\saru」・・・は、インデックス保存先を指示
D:\www\public_html」・・・は、インデックス化する対象のディレクトリを指示
これらを自分の環境に合わせて指示する事により、検索対象のディレクトリがインデックス化されます。
インデックス化が終了すると、下記のような内容が表示されます。
C:\>mknmz -O D:\www\public_html\cgi-bin\namazu\saru D:\www\public_html
検索対象のファイルを調べています...
1個のファイルがインデックス作成の対象として見つかりました
1/1 - /D|/www/public_html/index.html [text/html]
インデックスを書き出しています...
[基本]
日付: Tue Dec 2 18:54:05 2003
追加された文書の数: 1
サイズ (bytes):94
合計の文書数: 1
追加キーワード数: 16
合計キーワード数: 16
わかち書き: module_kakasi -ieuc -oeuc -w
経過時間 (秒): 0.08
ファイル/秒: 0.08
システム: MSWin32
Perl: 5.006001
Namazu: 2.0.10
以上でNamazuに使用するインデックスの作成が出来ました。
このようにして、サイトを更新した後にインデックス化する事により、Namazuを利用し高速にサイト内を全文検索することが出来ます。
【 公開サイトから利用出来るようにする 】
WEB公開しているサイト内から、実際にCGIを利用しNamazuが利用できるように、HTMLファイル内にタグを入れます。
公開ディレクトリの " http;//saru_monkey.com/cgi-bin/namazu/namazu.cgi.exe " に対してリンクを付けるだけでも、検索画面が表示され検索できる状態になっています。
この場合は、上記URLのリンクを貼り、検索画面に移動してから検索文字を入力し、結果が表示される…と言う流れになりますが、ここでは、TOPページなどに専用の文字入力欄を作成し、次のページに移動した時には、検索結果が表示されていると言う事が出来るようにHTMLファイルへタグを入れます。
<form method="GET" action="/cgi-bin/namazu/namazu.cgi.exe">
<INPUT type="text" name="query" value="abc" size="32" style="border-width : 1px 1px 1px 1px;border-style : solid solid solid solid;border-color : black black black black;">
<INPUT type="submit" value="GO!" style="color : black;background-color : white;border-width : 1px 1px 1px 1px;border-style : solid solid solid solid;border-color : black black black black;">
<input type="hidden" name="whence" value="0">
実際に上記タグを書き込むと下記のようになります。
(これは実際には作動しません。)
上記タグを、文字入力窓口を設置したいHTMLファイルに記入する事によって、他のHTMLファイルからNamazuの検索結果を呼び出す事が出来るようになります。
上記タグ太文字は、自分の環境に合わせて書き換えてください。
その他、窓口の背景色を変えたり、文字色を変えたり出来ますが、これらはタグによって変更しますので各自、自分のサイトに合わせて設定してください。
これでサイトから直接文字入力利用が可能になります。
※「namazu.cgi.exe」と記載していますが「namazu.cgi」としても問題無く作動いたします。