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【 WarFTP Daemon 転送速度パフォーマンスUP】

【転送速度パフォーマンスUP】

WarFTP Daemonは、とても良く出来たFTP サーバーではありますが、デフォルトの設定のまま使用しているとLAN内であっても転送速度が遅く、大きなデータファイル等の移動には多少時間が掛かってしまします。
その為、Buffer Sizeの設定を変更し転送速度のパフォーマンスを向上させます。
WarDaemonManagerを開き、メニューから「サーバ」 -> 「アドバンスサーバ プロパティ」を選択します。
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アドバンス サーバのプロパティの項目の中から「ftpd_BUFSIZ」をクリック選択し、値に「任意の数字」を入力します。
デフォルトでは「16」、単位は「KB」になっています。
入力したら「設定」ボタンをクリックします。(ここでは2000に設定しています)
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この状態で1度、FTPクライアントから接続をし、大き目のファイルをアップロードし転送速度の確認をしてみます。
Buffer Sizeを大きくすると若干、ダウンロード/アップロードを行うときに表示される転送画面の表示レスポンスが悪くなります。
値を大きくし過ぎると転送が開始されず、クライアントソフトがフリーズをしてしまうので、フリーズしない程度になるように数値を何度か入れなおし転送速度を確認します。
私の場合、最終的には「5000」で落ち着きました。
数値が決まったら、アドバンスサーバ プロパティ画面とWarDaemonManagerを終了させます。
以上で設定は終了です。
WarFTP Daemonを使用して速度が出ない場合は、1度、ここの数値を変更してみる事をお奨めいたします。

大よその目安ですが、LAN内PC間同士で100Mbpsなどを利用している場合には上記数値にて効果が大きく現れますが、Buffer Sizeの値を大きくする事により、WANよりナローバンドで接続した場合など、エラーになる場合もあるのでナローバンド環境にも合わせるのであれば「64」・「128」・「256」などの値を入力する事によりエラーがなく利用することが出来ます。
が、もちろんLAN内での速度は低下します。